20年目の節目

相対的価値を身に付けるには? 人間の相対的価値とは、結局はどれだけ他人に役に立てるか、ということなんでしょうが、人の役に立つには他人が出来ないことが出来たり、他人よりも物知りだったりする必要があります。 技術とか情報は現場での日常業務で体得した経験に基づいた場合に初めて説得力を持ち、ネットや本で習得することは出来るものもあるとはいえ、基本は本業の中でしか身につきません。 そうだとしたら、忙しいを理由に断ることは機会損失であり、そもそもサッカー選手は「なんで俺にパスを回すんだ」とは文句を言わないですよね。 Read More

椰子の実ジュースの効用

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椰子の実ジュースが飲めるというだけでインドネシアに住む価値がある。 自分はkelapa mudah(若い椰子の実)が大好物で、アパート下のワルン(warung 食堂)で椰子の実を買ってから自宅アパートに帰るというのが日常ルーチンとなっているので、たまに帰りが遅くなってワルンに立ち寄れないと、病気でもしたんじゃなかろうかと店番のお姉さんが心配してくれます。 椰子の実はジャカルタの道端の屋台(kaki lima)でも、スーパーマーケットの果物売り場でも売っていますが、必ずしも美味しい椰子の実に当たるとは限らず Read More

インドネシアのFinTech事情

インドネシア人の生活に浸透したGO-JEKアプリ うちは日曜の夜飯はだいたいGO-FOODでデリバリーしてもらって、テレビ見ながらエアコンの効いた部屋でのんびり食べることが多いのですが、今日は僕がジャカルタのBaksoでは一番美味いと思っているBakso Soloをデリバリーしてもらい、GO-PAYで支払いました。 Bakso2人前で合計Rp.77,000ですが、GO-RIDEやGO-CARを呼ぶときや、GO-PULSAでスマホのプルサをトップアップする際に、いつの間にかVOUCHERが溜まっていき、今回 Read More

ビットコイン取引に関する会計仕訳と課税の予測

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仮想通貨取引での確定利益に対する課税 日本の国税庁から仮想通貨売買で生じる利益についての税務上の課税方針が公表されています。 No.1524 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係 雑所得ということは総合課税対象に含まれるわけで、最大で所得税率50%がまともにかかる可能性があり、多くの仮想通貨プレイヤーを失望させたようですが、インドネシアの場合、仮想通貨はあくまでもモノの売買と同じく、付加価値税VAT10%(PPN=Pajak Pertambahan Nilai)対象であることは確 Read More

インドネシアの暗号通貨(仮想通貨)事情

bitcoin

中国政府がICO禁止措置というニュースの衝撃 昨日、中国でICO(Initial Coin Offering 新規仮想通貨公開)禁止という衝撃のニュースがTwitterやFacebookなどSNS界隈で賑わっています。 企業が株式市場を通さずにトークン(自社発行のビットコインのような暗号通貨)を発行して投資家から主にイーサリアム(ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインの一つで、その他有名どころにリップルXRPがある)を集める融資活動ですが、よっぽど信頼できる会社が発行するトークンだとしても、かなりの Read More

インドネシアのクラスターハウジング

ジャカルタ近郊と中部ジャワのクラスター区画住宅の価格差 先日嫁さんの用事にくっついて中部ジャワ州の州都スマランに2泊した後、乗り合いミニバンで古都ソロまで行って1泊して来ました。 SemarangからSoloまでXtransのミニバスでRp.60,000, 所要時間3時間 pic.twitter.com/jXUnovhIpC — やまぞう (@yamazou) 2017年9月2日 インドネシアにはミニバンで都市間を結ぶTravel(トラフェル)と呼ばれる民間交通機関が発達しており、自分は昔、西ジャワのC Read More

業務システム導入における負荷と効果の関係

業務システム導入において負荷と効果はトレードオフの関係 IT業界で仕事をする人間が忘れがちなことに、お客さんにとってITとは効率よくデータを収集し、情報を加工して分析材料とすることにより、本業でより大きな成果を出すための手段であって目的ではありません。 この認識をしっかり持った上でIT導入を行う場合は、運用による成果と負荷を比べて、コスパが高い部分から優先的に運用を定着させようとしますので成果が出やすく、少しでも早く成果が出れば導入に関わる人間の士気も高まり、さらに導入の進捗がブーストされるという相乗効果 Read More

生産計画における山積みと山崩しの関係

scheduler

「山積み」で負荷を確認し「山崩し」で実現可能なスケジュールかどうか確認するということ MRPの負荷計算機能では、ライン別に品目別の標準負荷(サイクルタイム)を設定し、オーダ数量に応じてラインに何分負荷をかけるかを計算し、リードタイム(日)ずらしした日に「山積み」して1日あたりのライン能力とぶつけることで、日単位の勝ち負けが確認できます。 日単位の「山積み」結果として判明したライン能力のあふれ分が、前倒し(もっと早く割付ること)すれば納期に間に合うのかどうかを知るために「山崩し」を行いますが、これを自動的に Read More

英語に比べてインドネシア語が楽な理由

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「言語学習は慣れが重要」と言われる理由 日常生活ではほぼ日本語とインドネシア語オンリーなので、たまに客先でやむをえず英語で説明しなければいけない状況に置かれるときに、だいたい言葉に詰まって意味不明な英語を喋ってしまう。インドネシア長期滞在者ならこんな悩みを抱えている人は少なくないと思います。 日本語も英語もインドネシア語も単語の組み合わせで文章が構成されますので、 単語量=言語能力 となってもよさそうなものですが、自分の場合単語量は 日本語>英語>インドネシア語 という順番であるにも関わらず、言語 Read More

就労ビザVTT C312とKITAS取得手続き

visa

就労ビザVTT Index C312と一時滞在許可書KITAS 先週シンガポールのインドネシア大使館(KBRI=Kedutaan Besar Republik Indonesia)でC312 WORK VISA(これがVTT=Visa Tinggal Terbatas)を取得してインドネシアに入国しましたが、SINGLE ENTRYの記載のとおり1回の入国しか認められていません。 7日以内にKITASとMERP(Multiple Exit and Re-Entry Permit)の申請をし、取得後にようや Read More

会計的視点から業務システム全体を理解するということ

accounting

基幹システムサーバーがランサムウェアWannaCryに感染する事例 ここ2ヶ月ほどインドネシアの日系企業でも、基幹システムのサーバーがWannaCryというランサムウェア(ransom=身代金)に感染しアクセスできなくなったので、ハードディスクをフォーマットをしてDBのバックアップをリストアして復旧させる、という事例が増えています。 暗号化(Encryption)されたサーバーのハードディスクを復号化(Decryption)して欲しければUS300ドルを所定のビットコインアドレス(おおよそ0.1BTC) Read More

入国時にVOA領収書を没収されるトラブル

Indonesia

VOA(VISA ON ARRIVAL)の延長手続き インドネシアへの入国はビザ免除⇒VOA⇒シングルビジネスビザ211⇒マルチビジネスビザ212⇒就労ビザ312の順に戦力アップしていきますが、中でも30日間滞在可能で、公的な場所(定義はあいまい)でのビジネスミーティングが許可されるVOAを、更に30日間延長するには以下の書類が必要です。 パスポート 帰りのチケット VOAシール(スタンプ) 所在地証明書(domisili) スポンサーレター スポンサーレターは、スポンサーである嫁さんがVOAでインド Read More

インドネシアで仕事をする上での実務と管理のバランス

robot

チャンギ空港イミグレーション出国カウンターの機械化に感動 先日ビザ更新のためにシンガポールに出国し、翌朝の飛行機でジャカルタに戻ってきたのですが、チャンギ国際空港の出国イミグレーションが機械化されていたことに感動しました。 チャンギ空港イミグレーション自動化キター。パスポートをスキャンして指紋認証、その間わずか30秒。シンガポールスゲー。 pic.twitter.com/tw8mfl5H30 — やまぞう (@yamazou) July 22, 2017 これまでの人による出国手続きカウ Read More

生産管理システムの仕様が確定して現場で運用されるまで

system

システムの仕様を決める 生産管理システムの導入にあたって、現場の作業の動きに対してシステムからどのように指示を出し実績を記録していくか、というシステムの運用フローを確定する要件定義というフェーズがあります。 インドネシアの現地法人へのシステム導入の場合、日本本社の情報システム部を中心とした日本サイドと、インドネシア現地で導入を担当する日本人(僕らのこと)の間ですべての要件を決めてしまい、現地のインドネシア人のスタッフに「はい、我々日本人がちゃんと考えて設計したシステムをどうぞ使ってください」という爆弾投下 Read More

生産実績が月をまたぐ場合の仕掛品在庫と製造原価

WIP cost

原価管理の重要性 企業会計では収益(売上)と費用(仕入)は、入荷基準(出荷基準)であれ検収基準であれ、取引が発生した時点で認識されるため、一ヶ月間の収益から費用を引いた利益は実際の現預金の残高とは一致せず、例え材料を買う仕入先と製品を売る先の顧客との取引条件が翌月末払いと同じであったとしても、 売上または資本金を源泉とする現預金残高 利益を小さく見せる要因となっていた減価償却費 月中に都度発生する材料費以外の製造固定費の支払い 販売管理費・営業外費用の支払額 顧客からの入金前にやってくる給料の支払額 Read More

減価償却費はキャッシュフローに影響を及ぼすという意味

depreciation

キャッシュを増やす方法 企業会計では「利益と減価償却費でキャッシュを作る」と言われますが、この場合の「利益」は商売が現金取引で行われることにより債権債務残高が0という条件付きでの話であり、間接法のキャッシュフロー計算書の中で、未決済の債権残高が営業キャッシュのマイナス、未決済の債務残高が営業キャッシュのプラスとして調整されます。 実際のところキャッシュを増やす方法は以下の3つしかないと思うのです。 損金を増やし課税所得を減らす(節税)。 売上からの債権の支払いサイトを短縮し、売上原価からの債務の支払い Read More

VOA(到着ビザ)でできることできないこと

EPOで出国、翌日VOAで入国 昔からインドネシアでのイミグレ(入国管理局)関連の手続きがスムーズにいかず、今年もレバラン休みに伴いイミグレオフィスが早々に休館するにあたってKITAS延長手続きが間に合わなくなり、やむを得ずEPO(Exit Permit Only)してシンガポールに出国しました。 EPOの手続きを行うとパスポートに「Return of Imigration document」と記載されたスタンプを押され、文字通りイミグレから発行してもらった一時滞在許可証(Kartu Ijin Tingg Read More

計画生産の製造指図とかんばんの違い

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「かんばんで動いています」と客先で耳にする場合のかんばん インドネシアの日系商社さんや製造業さんを訪問して、システム導入のための業務要件をヒアリングする際に という場合のほとんどが客先から毎朝メールで届く「かんばん」のことであり、これは月初にまとめてもらう確定受注に対する分納のための納入指示に該当しますが、かんばんによる出荷合計数が確定受注数に満たない場合には、システム上受注オーダをクローズする必要があります。 そして自社も仕入先に対して商品や材料を月まとめて発注して、入荷は客先からのかんばんの動きに合 Read More

コーヒーの味を直球ど真ん中で伝えるパプア・ワメナ(Papua Wamena)のコーヒー

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インドネシアの最も東に位置する西パプア州 現在ニューギニア島の東半分はパプアニューギニアという独立国家(首都ポートモレスビー)で、西半分がインドネシアの西パプア州となっており、自分が中学生の頃の地理の授業ではイリアンジャヤと習った記憶があります。 この地理の先生が中学一年の担任の先生で、特にインドネシアの地政学を専門にされていたのかどうかは定かではありませんが、「スマトラ、ジャワ、ボルネオ」と口癖のようにツバ飛ばしながら連呼する先生の様子が、多感な十代前半の少年の脳裏に鮮烈に残ってしまい、おかげさ Read More

コモド国立公園にほど近いフローレス(Flores)のコーヒー

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東ヌサ・トゥンガラ州の西部に位置するフローレス島 島嶼国であるインドネシアは国の下にProvinsi(州)、県(Kabupaten)、市(Kota)という地方行政区分がなされ、その中でもバリ州と西パプア州の間に連なる島々は、ロンボク島とスンバワ島で構成されるNusa Tenggara Barat(西ヌサ・トゥンガラ州 略称NTB)と、フローレス島とスンバ島と西チモール(Timor Barat)から構成されるNusa Tenggara Timur(東ヌサ・トゥンガラ州 略称NTT)に分かれます。 1 Read More