就労ビザVTT C312とKITAS取得手続き

就労ビザVTT Index C312と一時滞在許可書KITAS

C312先週シンガポールのインドネシア大使館(KBRI=Kedutaan Besar Republik Indonesia)でC312 WORK VISA(これがVTT=Visa Tinggal Terbatas)を取得してインドネシアに入国しましたが、SINGLE ENTRYの記載のとおり1回の入国しか認められていません。

7日以内にKITASとMERP(Multiple Exit and Re-Entry Permit)の申請をし、取得後にようやく国外に出国することができますが、その前に急な用事で出国せざるをえない状況になったらせっかく取得したC312が無効になります。

インドネシアで就労ビザの手続きを経験するたびに、毎回いろんな疑問が湧いてくるのですが、これらの疑問に明確に回答できるようになればビザ手続き代行ビジネスができるかもしれません。

  1. 就労ビザは海外インドネシア公館で取得する理由
  2. そのビザで1回のみしか入国できない理由(急な用事で出国したら無効になる)。
  3. インドネシア国内でしか複数回入国(出国)できるようにアップグレードできない理由。
  4. インドネシア国内で就労ビザをもって一時滞在許可書KITASを取得しないといけない理由。

VTT C312は就労ビザであり、取得に必要な書類は労働移住省KEMNAKER(Kementerian Tenaga Kerja dan Transmigrasi)に申請します。

  1. 外国人雇用計画RPTK (Rencana Penggunaan Tenaga Kerja)を申請し承認をもらう。⇒オンラインで確認可能。
  2. 労働移住省からの推薦状Recommendation TA.01(IMTA12ヶ月を発行することに対する承認)を発行してもらう。⇒オンラインで確認可能。

一方KITASは一時滞在許可書(Kartu Ijin Tinggal Sementara)なので入国管理局(イミグレーション)に申請します。

外国人雇用許可書IMTAと外国人労働者雇用補償金DKPTKA

RPTKAとTA.01でVTTとIMTAを申請

在外インドネシア公館が発行する就労ビザ取得の条件だった労働移住省からの推薦状Recommendation TA.01は、本来の意味は労働移住省から外国人雇用許可書IMTA(Ijin Mempekerjakan Tenaga Asing)を発行してもらうことですが、 IMTA発行の条件として外国人労働者雇用補償金DKPTKA(Dana Kompensasi Penggunaan Tenaga Kerja Asing)1200ドル/年をBank BNIの労働移住省の口座に送金する必要があります。

実際にはDKPTKAの支払い履歴とIMTAリストの照合チェックが甘いせいか未払いも多く、表面上KITASとIMTAは取得済みだがDKPTKAの支払いと、このあと必要になる税務署に対する納税者番号NPWPの申請まで到達していない外国人も一定数いるようです。

労働移住省KEMNAKERと労働省DISNAKERの違い

少し話しがずれますが、VTT C312就労ビザとIMTA取得のために書類申請して承認をもらうのは労働移住省KEMNAKER(Kementerian Tenaga Kerja dan Transmigrasi)ですが、似たような名前で労働省DISNAKER(Dinas Tenaga Kerja dan Transmigrasi)というのがあります。

省(Kementerian)と局(Dinas)の違いから判るように扱う事案が違うわけですが、労働者が給料未払いや劣悪な労働環境などを訴えるのが労働省DISNAKERであり、解雇理由に納得できない人や退職後に給料が未払いの人からDISNAKERに訴えられると、会社にDISNAKERから呼び出し状が届きます。

About the author: yamazou

インドネシアは世界第4位の人口2億5,000万人を抱え、そのうち若年層が25%を占める潜在的経済成長率が最も高い国の一つであり、なかでもジャカルタ近郊を含む都市圏人口は3,120万人と、東京都市圏に次いで世界第2位の世界屈指のメガシティを形成しています。
ジャカルタの街では高層ビルや地下鉄工事が急ピッチで進み、日々様相を変えつつあり現在進行形でアジアの経済発展を体感できます。