インドネシア税関が求める監視カメラの映像をインターネット経由で配信する方法

2014年9月現在、インドネシアの税関より保税工場の倉庫出入口とコンテナ積み込み場所の2箇所について、監視カメラからの映像をインターネット経由で確認できる仕組みの構築が求められています。

これは在庫管理システムによる受払実績を税関から確認できる仕組み構築を求められているのと同じ理由で、「保税工場として免税を受けた物品の入出庫が適正に行われているか」を監視する意味があります。

ここで言う「適正」とは「免税されて入庫された物品がキチンと輸出向けに出庫されているか。免税のまま国内向けに出庫されてはいないか。」ということです。

必要な機器

アナログ方式であれば、監視カメラが同軸ケーブル(coaxial cable)でDVRの入力端子に繋がっており、DVRの出力端子からモニター繋がっています。

デジタル方式(IPカメラ)であれば、100Base-TのLANケーブルによってHUBを経由してDVRに入力端子として接続されています(DVRにHUBが内臓されているケースもあり)。

DVR(Digital Video Recorder)

カメラの台数分のチャンネル=入力端子(4チャンネルならCH1-CH4)と、社内モニター用の出力端子と、インターネット配信用にLANケーブルの出力インターフェイス(RJ-45)が必要です。

HDD

動画を圧縮して保存する場合に必要です。

モニター

DVRに繋がる端子のあるものなら何でもOK。

IPカメラ

アナログカメラであればインターネット接続させるためのDecoderが必要になりますが、DVRがLANケーブルの口(RJ-45)を装備していれば、DVRの設定だけでインターネットへの送信が可能です。

最近のデジタルIPカメラの場合は、カメラ本体の電源はLAN経由で給電されるPoE(Power Over Ethernet)が主流です。

脱線しますがPoEと似た言葉にインターネット通話技術であるVoIP(Voice Over IP)があり、音声を符号化・圧縮し、パケットに変換したものを、IPネットワークでリアルタイム伝送します。

ちなみに家庭内電線をLANとして使用する技術をPLC(Power Line Communications)といい、先日ジャカルタのベスト電器でもアダプターが市販されていました。

DDNS対応ルーター

DDNS(Dynamic Domain Name System)に対応したMikrotikのルータから外部インターネットに接続し、DDNSサービスのサブドメインをMikrotikのルーターのグローバルIPアドレス(動的に変動)に自動変換することで、外部から社内にあるMikrotikのルーターに接続することができます。

DDNSとは動的に割り当てられるIPアドレスと、そのホスト名の対応を動的に登録、管理する仕組みで、これによってドメイン名(DDNSサービスのサブドメイン)でリクエストをかけると、インターネット接続プロバイダが自社ルーターに動的に割り振ったグローバルIPアドレスに自動変換されます。

ルーター製品がDDNSに対応しているということは、ルーターのメーカーがDDNSサービスと提携しており、DDNSサービスのサブドメインとルーターのIPアドレスを、動的にマッピングしているということです。

DVRの監視カメラ映像を出力するポート番号付きで接続することで、カメラから出力される映像をブラウザで見ることができます。

DVRのインターネット接続

固定IPの取得はコストがかかるので、DDNSサービスに対応したルーターを購入したほうが、もっともお手軽に監視カメラの映像をインターネット配信可能です。

Mikrotikのルーターの場合、アメリカのRethem Hosting社のDDNSサービスを利用しており、edns.bizというドメインに設定したサブドメインを、Mikrotikのルータに動的に割り当てられるグローバルIPに変換します。

自社LAN内のDVRからの監視カメラ映像の出力に対して、インターネットからのリクエストを受け付けるためには、プロバイダ側のルータにDVRに割り振った出力ポート番号を開けてもらうよう依頼する必要があります。

例えばDVRの5400番を監視カメラ映像の出力のためのポート番号として割り当てる場合、プロバイダ側のルータに5400番を利用可能に設定(ポートを開けてもらう)してもらうことにより

http://サブドメイン名.edns.biz:5400/

でDVRに対して外部からブラウザでリクエストをかけることが可能になります。

プロバイダのルータは自社内のMikrotikルーターを経由して、5400というポート番号を元にDVRにに辿り着きます。

動画圧縮方法

フレームレートは1秒間にどれだけの静止画(フレーム)で構成されているかというものでfpsで表現される。テレビの場合は1秒当り30枚のフレームから成り立っている。

動画はデータ量が多いのでデータ送信のためには圧縮する必要があるが、フレーム間で変化があった情報のみ送る方法と、品質が落ちない程度にフレーム数を減らして送る方法の2通りの方法がある。

最新の動画圧縮フォーマットとしてはMPEG-4(ISO/IEC)またはH.264(ITU-T)という2種類の異なる業界規格がある。

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