コモド国立公園にほど近いフローレス(Flores)のコーヒー

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写真はフローレスのンガダ県(Ngada)バジャワ族(Bajawa)の集落。

東ヌサ・トゥンガラ州の西部に位置するフローレス島

島嶼国であるインドネシアは国の下にProvinsi(州)、県(Kabupaten)、市(Kota)という地方行政区分がなされ、その中でもバリ州と西パプア州の間に連なる島々は、ロンボク島とスンバワ島で構成されるNusa Tenggara Barat(西ヌサ・トゥンガラ州 略称NTB)と、フローレス島とスンバ島と西チモール(Timor Barat)から構成されるNusa Tenggara Timur(東ヌサ・トゥンガラ州 略称NTT)に分かれます。

1998年頃「インドネシア全二十七州の旅」という本を読んだことがあるため、インドネシアの州(Provinsi)の数はいまだに27州と思い込んでいましたが、1999年の法律改正にともなうOtonomi daerah(地方分権)の推進によって、1999年に北マルク、2000年にバンテン州(西ジャワ)、2012年に北カリマンタン州などが分離され州行政府の管轄となり、2017年現在のところいつの間にか34州にまで増えていました。

で、フローレス島のラブアンバジョ(Labuan Bajo)は、イッテQの珍獣ハンター企画ですっかり有名になったコモドオオトカゲの保護地であるコモド国立公園への船でのアクセスの中継地であり、空港自体も通称コモド空港と呼ばれており、自分的には胸ときめかせる要素満載なんですが、如何せんうちの嫁さんがロンボク島より東に行きたがらないのでいまだ未踏のままです。

かつてバリ島の自宅で250cmの大きな水槽でアロワナや淡水エイの混泳をしていたときは、デンパサールのPasar Burung(鳥市場)に頻繁にアロワナの餌用の蛙やコオロギを買いに通っていましたが、密猟者とコネがある生餌を売るお店のおじさんがkucing hutan(山ネコ)やburung hantu(フクロウ)を買わないかと勧めてきたときはだいぶ心が揺らぎましたが、体長80cmくらいのコモドオオトカゲの子供を勧められたときはさすがにないと思いました。

コモドオオトカゲ自体は南ジャカルタのラグナン動物園で見ることができますが、昼間は寝ているか起きていたとしても石像並みに微動だにしないので面白くないです。

フローレス島のコーヒーは香り高くクセのない飲みやすさが魅力

Flores
フローレスのロブスタをマニュアルブリューで飲む

フローレスのアラビカのアロマ(粉の香りと液体の香り)は、第一印象ではアチェ・ガヨのフローラルな香りに似ていますが、コーヒー独特のアロマはそれほど強くなく、それでいてアフターテイスト(液体を口に含んだ後の感触)で若干甘いフルーツ系の触感がして、酸味は少な目のサラッっとした飲みやすい風味があります。

  • 風味の傾向
    1. 香り ★★
    2. 苦み ★
    3. 酸み ★
    4. コク ★★
    5. 甘み ★★

個人的には現在のところジャカルタで一番美味いコーヒーは、西ジャカルタの裏寂れたSeason Cityモール横にあるKedai Kopi AcehのSolok産かAceh Gayo産だと思っているのですが、ここではフローレスのロブスタをマニュアルブリューで飲むことができ、ロブスタらしいかなり強烈なビターテイストはチョコレートを食べながら飲むくらいが丁度いいかと思います。

ちなみにスペシャリティコーヒーのカッピングの目的は「そのコーヒーが産地の風味の傾向を明確に表しているかかどうか」を評価することであり、コーヒーの甘味、酸味、苦味、余韻などの品質の良し悪しを客観的に総合的に判断する評価基準として有名なSCAA(Specialty Coffee Association of America)の採点基準では、以下の基準に基づいて100点満点で評価します。

  1. Fragrance / Aroma(飲む前のコーヒーの粉と液体の香り)
  2. Flavor(コーヒーが口と鼻で感じられる風味)
  3. After Taste(コーヒーを口に含んだ後の余韻)
  4. Acidity(コーヒーの酸味)
  5. Body(コーヒーを口の中で感じるコク)
  6. Uniformity(味の統一性)
  7. Balance(FlavorとAcidityとBodyのバランス)
  8. Clean Cup(雑味の少なさ)
  9. Sweetness(甘さ)
  10. Overall(総合評価)

About the author: yamazou

インドネシアは世界第4位の人口2億5,000万人を抱え、そのうち若年層が25%を占める潜在的経済成長率が最も高い国の一つであり、なかでもジャカルタ近郊を含む都市圏人口は3,120万人と、東京都市圏に次いで世界第2位の世界屈指のメガシティを形成しています。
ジャカルタの街では高層ビルや地下鉄工事が急ピッチで進み、日々様相を変えつつあり現在進行形でアジアの経済発展を体感できます。