嫁さんの信仰に乗っかって有名賛美歌バンドのコンサートに行ってみた。

インドネシアのキリスト教徒はカトリックとクリスチャンに分かれますが、礼拝に行けばどっちも必ず賛美歌を歌います。

カトリックの賛美歌はパイプオルガンの伴奏の中で厳粛かつ荘厳な雰囲気の中で祈るように歌うのに対して、クリスチャンの賛美歌はテンポのいいノリノリの曲や、ロマンチックなバラード調が多く、英語の歌詞を意識しなければ宗教っぽさは感じません。

インドネシアのプロテスタントクリスチャン

プロテスタントクリスチャンの賛美歌と言えば、かつてウーピー・ゴールドバーグ主演の「天使にラブソングを」でゴスペルが一躍有名になりましたが、世界的にはアメリカンポップっぽい現代的な旋律の歌が流行のようです。

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会場ノリノリで普通のコンサートと変わりません。

で、今賛美歌界で世界中から注目されているオーストラリアのヒルソング教会(Hillsong Church)の賛美歌バンド「ユナイテッド(United)」のジャカルタ公演が昨日の夜、Kota Kasablanka Hallで開催されました。

賛美歌界とか言われてもなんのこっちゃと思うかもしれませんが、インドネシア全土のクリスチャン達の間では「あのHillsong Unitedがジャカルタに来るよ」と、数ヶ月前からザワついていたくらいです。

前方の立見席40万ルピア、後方の椅子席100万ルピアとそれほど安くはないチケット料金ですが、5000人収容のホールは超満員でした。

聴衆の9割方は中国系インドネシア人であり、先日のパリのテロ事件の影響もあってか会場の外は警察と軍関係者による警備がものものしくちょっと緊張しました。

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でもやっぱり神様キター

僕は嫁さんと立見席から観ましたが、ぎっくり腰再発という爆弾をかかえる身として2時間半立ちっぱなしはさすがにキツかった。。。

ただ曲は悪くないので、僕みたいに全く宗教に関心のない人間でも結構ノリノリで、途中で曲に合わせてジャンプとかしちゃったりしたくらいです。

5000人が曲に合わせてジャンプするもんだから、床が突き抜けるんじゃなかろうかと心配したくらい揺れていました。

クリスチャン賛美歌バンドならではの演出

英語の歌詞を意識しなければ普通の外タレのコンサートと変わりませんが、明らかに様子が違うのは

  1. 最初から最後まで全曲聴衆も一緒に歌う、また歌えるように歌詞がスクリーンに表示される。
  2. 聴衆は歌いながら手を天にかざす、胸の前に手のひらを差し出す、そして祈る
  3. 曲の合間のトークが牧師のミサっぽい

バンドの歌唱力も演奏力も良くて十分楽しめましたが、次はもういいかなあ。。。

僕は特に信仰のない人間ですが、日本に居た頃はインド古典音楽のファンであり、カッワーリーというイスラムの宗教歌も大好きです。

信仰はなくとも宗教歌を芸術として楽しむことはできますが、好き嫌いの基準はただ一つ、それを聴いて泣けるかどうかだけであり、残念ながらクリスチャンの賛美歌では今のところ泣けない、魂を震わすようなカトリックの古典スタイルのほう泣けます。

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