インドネシアで追突事故を起こしてしまったら

本記事のポイント

犯人と人質が長時間非日常的体験を共有することで、お互いの境遇に共感し合い、人質が犯人に信頼や愛情を感じるようになる現象はストックホルム症候群と呼ばれています。

Tolブカシ手前で追突事故を起こしてしまった

恥を忍んで告白しますが、、、実は今週水曜日のお昼前、ブカシ手前の大渋滞の中で前の車に追突しました。

居眠り運転、というより大渋滞にはまって停車している間、ドライブに入れた状態でブレーキを踏んで停止している間に寝てしまったようで、ブレーキを踏んだ足が緩んで前のトヨタヤリスのお尻にドカーン。

ただ実際はドカーンと音がしてから1.5秒くらいは何が起こったのか判らないくらい爆睡していたようです。あーあ。

追突してまず最初に考えることは皆同じだと思いますが、前の車から怖いお兄さんが出てきたらどうしようということ。

一般的にインドネシアには気性の荒いことで有名な民族(人種?)がおり、特にアンボン人、マドゥーラ人、バタック人あたりが出てきたらアウトなんですが、今回トヨタヤリスから出てきたのは色の黒い中華系のお兄さんだったので、ひとまずホッと一息。

もちろんすごい剣幕で怒っていましたが、そりゃそうだ。

悪いのはこっちなので、キチンと謝ってちゃんと弁償する旨伝えると、次第に相手も落ち着きを取り戻し、カラワンのベンケル(修理工場)に行って直接弁償することになりました。

仕事熱心な僕ですが、さすがにここで

3時にお客とアポがあるのでちょっと・・・

とは言えませんでした。

僕が逃走しないようにSTNK(Surat Tanda Nomor Kendaraan)は没収され、トヨタヤリスに同乗していた彼の友人が僕の車の助手席に案内役(監視役)として乗り込み、気分は警察に連行される犯罪者です。

ストックホルム症候群

スラウェシ出身でジャカルタに来てまだ2ヶ月という友人君に

Maaf ya, pasti kaget ya..(ごめんね、びっくりしたでしょう)

と謝ると、なんと

友人君
Tidak apa2, tidak sengaja kan? (いいよ、わざとじゃないだろ)

と言われて逆にこっちが拍子抜けしました。あー、なんていい人なんだろう。

ブカシからカラワンまでの1時間の道中で、スラウェシから出てきたばかりでさびしくて田舎に帰りたいこと、田舎には仕事がないので自分で商売するしかないこと、でも元手がないと田舎では何の商売も出来ないこと、などなど友人君の話をひとしきり聞いてあげた後には、言葉でうまく出来ない妙な信頼関係が出来上がったみたいで、カラワン到着してすぐアクアおごってくれました。

これが噂のストックホルム症候群というものなんでしょうか?被害者が犯人に共感して味方しちゃうやつ。

ベンケル(というよりKetok magic マジックの力で超特急で修理を完了させるという街の修理屋 ホントかよ・・・)で修理費用1.6juta支払った後に、道がわからない僕に東カラワンまでの道を丁寧に教えてくれて、最後には2人と固い握手を交わしてすがすがしい気持ちでベンケルを後にしました。

そしておととい、いつものAstraの保険屋に手続きしに行ったら、約1年前に追突されたときと同じ担当者に「また来たね」と含み笑いされた後、その足でAUTO2000に車預けてきましたが、こっちの負担費用は30万ルピア、修理期間1週間ということで来週一杯車なしの生活です。