コーヒーの味を直球ど真ん中で伝えるパプア・ワメナ(Papua Wamena)のコーヒー

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ダニ族が住むワメナの山岳地帯

インドネシアの最も東に位置する西パプア州

現在ニューギニア島の東半分はパプアニューギニアという独立国家(首都ポートモレスビー)で、西半分がインドネシアの西パプア州となっており、自分が中学生の頃の地理の授業ではイリアンジャヤと習った記憶があります。

この地理の先生が中学一年の担任の先生で、特にインドネシアの地政学を専門にされていたのかどうかは定かではありませんが、「スマトラ、ジャワ、ボルネオ」と口癖のようにツバ飛ばしながら連呼する先生の様子が、多感な十代前半の少年の脳裏に鮮烈に残ってしまい、おかげさまでインドネシアでは一般的にボルネオ島ではなくカリマンタン島と呼ばれることに未だに違和感があります。

色黒なインドネシア人の中にあってパプアの人はさらに色黒で、髪の毛もチリチリで明らかに異なる民族の風貌をしているので日本人である自分からすると正直なところパッと見で身構えてしまうところがあるのですが、うちの嫁さんの教会にはパプア出身の人もたくさんおり、話してみるとめちゃくちゃいい人ばかりで、嫁さんの妹がサタン(悪魔)に取り付かれたときに精神的にフォローをしてくれたのもパプアの人でした。

コーヒーが栽培されるのは先住民族であるダニ族が住む山岳地帯であるワメナ地区であり、どうしてもカリバニズムとか魔女狩りとかを信奉する、コテカ(ペニスケース)を装着した野蛮な裸族のイメージが拭えないのですが、パプア・ワメナのコーヒーはクセなくマイルドで非常に飲みやすく、拍子抜けするほど洗練された上品な味わいがあります。

芳醇で酸味少なく飲みやすいパプア・ワメナのコーヒー

papuaインドネシアのコーヒーは産地ごとに風味の傾向が異なり、精製方法や焙煎度合いによってさらに複雑な風味を出すことができますが、自分はパプア・ワメナのコーヒーこそが最もバランスが取れた誰が飲んでも美味しいと言わせる飲みやすいコーヒーであると勝手に推薦しています。
[風味の傾向]

  1. 香り ★★
  2. 苦み ★★
  3. 酸み ★
  4. コク ★★
  5. 甘み ★★

スカルノハッタ空港の新第三ターミナルにはOne Fifteenth CoffeeやArdent Archipelagoなど上質なスペシャリティコーヒーを淹れてくれるカフェがいくつも入り、コーヒー好きにとっては嬉しい限りですが、前回ロンボク島に行く前にパプア産のシングルオリジンをカリタ・ウェーブ式(Kalita Wave)で淹れてもらいました。

カリタは横浜を本拠地とするコーヒー機器総合メーカーで、ドリッパーの表面が波打っていることでフィルターの間にスペースを空けるため、お湯が偏ることなくスムーズにドリップされ、底に穴が3つも空いているのでコーヒーの苦味が出てくる前にお湯が落ちることで、すっきり飲みやすいコーヒーに仕上がるのが特徴です。

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