世界ワースト1位の渋滞都市ジャカルタでは遠隔サポートが基本でしょ。

某イギリスの会社による2015年度世界渋滞都市ランキングでジャカルタが世界ワースト1位に輝いたというニュースは在住日本人の間の鉄板ネタの一つではありますが、確かにうんざりするニュースとはいえ、日本の本社や家族に対して、ジャカルタで仕事をする大変さを理解してもらうための補足情報として利用されているものと推測します。

自虐的に「俺世界一渋滞が酷い都市で仕事しているんだよ・・・」みたいな。

不名誉なランキングであるとはいえ、災い転じてネタとして考えればやはり「世界一」のインパクトは大きい。

遠隔操作に必要な機能


遠隔操作を実現するためには大きく分けて最低限3つの機能が必要になります。

  1. リモートコントロール機能(リモートデスクトップ)
  2. ネットワーク越え
  3. セキュリティ確保

まずジャカルタのようなネットワークの不安定な国では、回線スピードの遅延や瞬断が頻発しますので、表示の品質と速度を最適化する機能が必要です。

例えば一瞬接続が切れてもスクリーンが固まることなく、復旧時に前の状態から作業を再開できるようレンダリング(データを画素の集合として描画すること)できることです。

また接続先のPCに到達するまでの道のりは長く、まず自分のPCからインターネットに接続し、巨大なインターネット網WANを巡りめぐって、客先の社内LANに侵入し目的のPCにアクセスします。

当然ながら客先の社内LANはファイアウォールでブロックされていますので、天城超えならぬネットワーク越えする必要があるのですが、そのためには自分のPCとリモート先PCとの間で、仮想トンネルを構築し、データをこの仮想トンネル内に流すことでセキュリティを確保しながらリモートPCに確実に接続する機能が必要です。

このようにインターネットという公衆WANを通る以上、データが漏洩しない高度なセキュリティが必要ですが、RSA鍵交換およびAESセッションコード化をなどの暗号化されたデータチャンネル経由で接続が確立される必要があります。

遠隔操作とVPNの違い

遠隔操作はいわゆるリモートデスクトップのことで、客先のPCやサーバーのデスクトップ環境を、手元のキーボードやマウスのインターフェースを使ってネットワーク経由で操作することで、遠隔地からコンピューターを操作するための仕組みです。

一方でVPN(Virtual Private Network)はインターネット回線上に専用のトンネルを作るものであり、外部からのアクセスが不可能な専用線で拠点間を結ぶのと同じことをインターネット公衆回線上で仮想的に作る技術のことです。

セキュリティリスクを考慮しなければリモートデスクトップだけでも遠隔操作は可能ですが、VPNと併用することでセキュリティーは高まります。

TeamViewer10を自腹で購入

ここからはいわば自腹レポートです。

Team Viewerは個人利用という制限つきでフリーでダウンロードして使用できますが、特定のPCに何度もアクセスしたり、長時間使っていたりすると、Team Viewer側から商用利用していると見なされ、警告メッセージが出るようになり、次第にその頻度が高くなると最終的に完全にブロックされてしまいます。

僕は部下のPCのブロックを解除するためにあらゆる手を尽くしましたが、アンインストールしようが、レジストリをクリアしようが、MACアドレスを変更しようが、手に負えませんでした。

そして最終的にはPC自体をフォーマットするしか解除方法がないという結論に達しました。意地になりすぎて気づいたときには3人日くらい費やしてしまいましたが・・。

teamviewer

フリーバージョンを騙し騙し使うことに若干の虚しさを感じましたので、自腹でライセンス買いました。Rp.5,617,000なり。

これ、自分のPCにインストールしておけばリモート側はフリー版を起動させておくだけで十分なので、わずか5万円ほどでリモート支援できるPCが世界中に広がったと考えれば安い買い物だと思います。

僕のは1チャンネルのビジネスライセンスなんですが、10回までPC間でライセンスの移動が可能です。また嬉しいことに追加ライセンス購入する際にはわずかRp.1,114,000で済むので、会社用に1個ライセンスを購入する際にこの特典を利用しました。

TeamViewer10から11へのバージョンアップに伴う追加費用の問題

TeamViewerへの支払いはこれ1回だけで、あとは永久にライセンスを使用できるのかと思いきや、そう簡単には話しは終わらず、バージョン11がリリースされると同時に、有料でのバージョンアップのお誘いが来たのですが、その条件がなかなか娑婆く(シャバく)てウンザリするとはいえ、ビジネスとしてはよく考えられた価格戦略だと思います。

  1. Team Viewer 10をRp.5,617,000で購入
  2. 追加ライセンスをRp.1,114,000で購入
    ・1チャネルの中で2PCから利用可能で同時利用はできない⇒安価なのでまあ仕方なし。
  3. Team Viewer 11がリリースされバージョンアップのお誘い。
    ・費用Rp.1,800.000 ⇒ここで絶句するも相手もビジネスなのでしゃーない。
    ・1チャネルの中で3PCから利用可能(3台にインストール)で同時利用はできない⇒アンチウィルスソフトの3台までインストール可能戦略と同じで機能的にはお得になったと言える。
    ・ただし先に購入した追加ライセンスは無効になる。⇒ここがキモで要は旧バージョンは保守コストがかかるのでメーカーとしては早く駆逐したい。

TeamViewerはバージョン10からバージョン11の端末には接続できないことをタテにとって、自主的に金払ってアップグレードしろと無言で脅迫されていると言えないこともないかもしれません。

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