ジャカルタでUber(ウーバー)はどんだけ利用されているのでしょうか?

本記事のポイント

Uberは正式にインドネシア法人を設立し、付加価値税PPN、法人所得税PPH25、国内サービス所得に対する源泉税PPH23納税の義務を果たしているということですが、公共交通機関としての営業許可がまだ下りていないので、今現在も白タク(インドネシア語でtaxi gelap=暗いタクシー)、違法営業の状態です。

Uberのような新しいビジネスモデルは違法スレスレのところから既得権益構造を破壊していくところに意味があるのですが、バリ島ではUberは既に違法認定されているようです。

ジャカルタでUberが利用される場面

毎年雨季のこの時期になると、タクシー待ち行列やフライオーバーの下で雨宿りするバイク野郎達を横目に見ながら、車持ってて良かったとしみじみ思います。

モールではタクシー待ちの行列が出来ている一方で、夜8時前後はタクシー運転手の夜飯タイムに重なるので、カサブランカからカレットに伸びるフライオーバー下のタクシーの溜り場には、休憩中の空車タクシーが大量に寄せてあるという、まさに天候と時間帯が見事に需給変動アンバランスを生み出しています。

おそらくこういう休日前の雨降る夜なんかはUber(ウーバー)が利用されているんでしょうけど、いかんせんUberは普通の個人車で、マークも何も付いていないのでどんだけ利用されているのか肌感覚がイマイチ掴めていません。

Uberの利用方法

Uberはスマホの配車アプリから予約するのですが、タクシーに比べて4割程割安、運転手もUberの会社にキチンの身分を登録されており、予約時に見積もり金額や運転手の身分証明書、車の種類とナンバーなどなど、利用者の不安を払拭するに十分な情報を提供しています。

支払いもGO-JEKと違ってクレジットカードのみで現金の受け渡しが発生しないというのは、あの手この手で規定外収入を発生させようとするインドネシアではクリアーな印象があります。

今年の中頃にアホックジャカルタ州知事から「税金泥棒」呼ばわりされたUberは、今では正式にインドネシア法人を設立し納税の義務を果たしているということですが、公共交通機関としての営業許可がまだ下りていないので、今現在も白タク(インドネシア語でtaxi gelap=暗いタクシー)、違法営業の状態にあります。

当然ながら法人所得税PPH25以外に国内サービス所得に対する源泉税PPH23がかかると思いますが、違法なサービス収益に対してどのような課税がなされるのか気になるところです。

ちなみにジャカルタで白タクと言えばomprenganという個人レベルのカーシェアリングが有名で、ブカシ在住のスタッフはいつもタムリン通りからomprenganの車にピックアップされ帰宅していましたが、白タクなのでもちろんこれも違法です。

Uberはブルーバードに勝てるのか?

今はブルーバードでも超便利なスマホ予約アプリが使えるので、ジャカルタ市内では利便性という点で勝負するとUberは厳しいように思いますが、バンドンやバリ島などのタクシーを捕まえるのが難しい地域、要は地方のほうがUberのシステムがうまくハマると思います。

ただし地方ほど既得権意識は強く排他的傾向があるため、バリ島ではUberは既に違法認定されたというニュースが10月のBali Tribuneに掲載されていました。Uberみたいな新しいビジネスモデルは違法スレスレのところから既得権益構造を破壊していくところに意味があると思うんですがね。

といっている矢先、本日12月8日、アホックジャカルタ州知事が口頭ですがUberサービスを認めるという発言をしたそうです。まあGrabCarが既に認可通っているみたいなのでUberも正式な認可が下りるのは時間の問題だと思いますけど・・・。