CASE式・結合JOIN・統合UNIONで同じ結果を表示させる

日常生活で使う言葉としての「結合」と「統合」はほぼ同義語ですが、SQLの場合は結合はJOIN、統合はUNIONを使い、表示結果が異なります。
CostReport

原価レポートを作成するために集計した品目別月初在庫額、当月購入額、月末在庫額を、1品目1レコードに横並びにするために、まず最初に思いついたのがCASE式と集合関数を使う方法でした。

CASE式と集合関数

CASEでどの列に値をセットするか選択して、他の列が歯抜けにならないように集合関数でGROUP化します。

CASE式ではELSEで条件に合致しない場合も0をセットしてしまうので、AとBが共に0の場合は合致する品目自体が存在しないため、「AとBのどちらかが0でない場合」という抽出条件を追加します。

完全外部結合

よくよく考えてみるとCASE式と集合関数で縦並びテーブルを横並び化するということは、列ごとのSELECT結果を完全外部結合FULL OUTER JOINしているのと同じことであることに気づきました。

通常は「左テーブルを優先して右テーブルの主キー(プライマリーキー)と合致することを結合条件として左テーブルに列を追加することを目的とする」左外部結合LEFT (OUTER) JOINしか使う機会はありませんが、「右テーブルを優先して左テーブルの主キーと合致することを結合条件として右テーブルに列を追加することを目的とする」右外部結合RIGHT (OUTER) JOINもあります。

そして左右の外部結合のコンビネーションとして「左右の主キーを合致してもしなくても結合する完全外部結合FULL OUTER JOINがあり、今回のように「左右両方のビューのどちらかに1個でも主キーがあれば結合する」という場合に使用します。

統合(和集合)

さらに考えてみると「左右両方のビューのどちらかに1個でも主キーがあれば結合して縦並びレコードを横並び」するということは「主キー以外の情報列の並び順が合致しない左右のビューを統合UNION ALLして主キーでグループ化する」ことと同じです。

統合UNIONの場合、左テーブルの列名を優先して同じ並び順かつデータ型が同じ右テーブルを統合しますので、左右のビューにダミー列を追加して両方の情報列を取得できるようにしますが、主キーが重複したレコードも取得するためにUNION ALLを使用します。

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