奇数偶数規制を避けて時間をつぶす人々

一時は天下の悪法とまで言われた奇数偶数規制(Aturan Ganjil-Genap)も、結局朝7:00から10:00まで、夕方16:00から20:00までに定着してしまい( 3 in 1は夕方16:30から19:00でした )、オフィスの引越しにあわせてSudirman通りの西側のアパートに引っ越したはいいものの、Senayanに行くには結局Sudirman通りを通るしかないので、昨日は6時にアパートを出て6時半前にはSurirmanを抜けてSenayan区域に到着すると、そこにはジャージ姿でヘッドフォーン装着して朝のウォーキングに勤しむセレブがたくさんいました。

Plaza Senayan前にあるカフェMonologが開店する7時まで駐車場のベンチに座って、捨て犬のようにボーっとしていると、どっから湧いてきたのか知らないおっちゃんが隣に座ってタバコ吸出しました。

おっちゃん
Are you sleepy? (兄ちゃん眠いのかい?)

と馴れ馴れしく声を掛けられたので

Monolog(Plaza Senayan前のカフェ)が開店する7時まで時間つぶしているんだ

と言うと意外にも

おっちゃん
Ow, Me too. (おー、俺もそうなんだよ)

このおっちゃんも奇数偶数規制の影響を受けて早出した仲間であり、裏道通って渋滞にハマるよりも早出して時間つぶす、皆考えることは一緒です。

なんでもバイオテクノロジー(生物を工学的見地から研究し応用する技術)関係の仕事をしており、東京ビッグサイトでの展示館から帰って来たばかりということで、ひとしきり自分のビジネスの自慢話を聞かされていたら、30分ほどの待ち時間はあっという間に過ぎてしまいました。

こっちが忙しいときは鬱陶しいだけのインドネシア人の自慢話も暇つぶしにはちょうどいいくらいで、普段まったく興味のないバイオ燃料の話も、石油枯渇問題を解決する新技術だと熱弁されると、なるほどそういうものか、と思わず引き込まれてしまいました。

barista昼から夕方までJababeka工業団地の客先で仕事して、ジャカルタに戻ったのが19:15頃、ここでまた奇数偶数規制にひっかかりますので、今度はKuninganのSetiabudi Oneのスタバに入り、時間つぶしのためコーヒー頼んだら、ラッキーにもここのスタバには専属のバリスタ(Barista)がおり、挽きたてのコーヒーを飲ませてくれます。

なんでもジャカルタのスタバで、バリスタによる挽きたてコーヒー提供サービスがあるのは、ここSetiabudi店とPacific Place店とPantai Indah Kapuk店の3箇所しかないらしく、4月からは4店舗目としてPlaza Indonesia店でも始めるようで、この兄ちゃんは今度はそこに配属されると言っていました。

自分が注文したコクが強いアラビカ種のAceh Gaya(北スマトラ)をストレート(産地単独の豆)で飲むには、苦味が出過ぎない程度に荒めに挽くくらいがちょうどよく、アパートでよく飲んでいるToraja(中部スラウェシ)のアラビカ種はもっと細かく挽くくらいがいいとか、豆の挽き具合とテイストの関係をひとしきり教えてもらいました。

奇数偶数規制が開ける8時まで時間つぶしたいのよ

と言うと

バリスタ
あー、君もそうかい。この時間に1人で来店するお客さんは同じような人が多いよ

考えることはみんな同じなので、規制区域の手前に位置する落ち着いたカフェなんかは、難民受入所の役割を果たすことで奇数偶数規制の恩恵を受けており、それを受け入れる側の人はそういう事情を毎日のように見て当たり前のように知っているわけです、なるほどね。

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