有料のCisco WebEXと無料のスカイプの違い

WEB会議システムに最低限求められる機能は、音声通話とカメラによる動画配信、デスクトップの共有、チャットの4点セットであり、だいたいどの製品も接続可能なPCの台数によって価格体系を変えています。

スカイプとWebEXの違い

僕の場合、日本のお客との会議ではSkypeかCisco WebEXの2択になりますが、無料のSkypeに比べて有料のWebEXが勝っていると感じるのは

  1. 招待メールを事前に送れる。
  2. アドレス帳にメルアド登録が可能。
  3. 招待メールからカレンダーへの登録が可能。
  4. 招待メールから会議参加へのリンクが踏める。
  5. 会議ごとにパスワードが設定できる。
  6. 会議の録画ができサーバーからダウンロードできる。

よく言われる「無料のSkypeに比べて有料のWebEXは通話の品質が良い」という点については、おそらくある一定レベル以上のインターネット環境で比べた場合の話であって、通信が不安定な環境では、どんなシステム使っても悪いものは悪いです。

逆にSkypeに出来てWebEXに出来ないのは固定電話への通話くらいでしょうか。

WebEXのライセンスをインドネシアの代理店から購入すると、後日送られてくるSales Order numberにてアクティベーションが必要であり、このときwebex.comのサブドメインとして「サブドメイン名.webex.com」という自身の管理サイトを登録します。

このアクティベーションがうまく認証されなかったり、事前に言語設定をすると後で管理画面から別の言語に変更できなかったり、管理者(ライセンス購入者)からすると大味に感じる面もありますが、PCにアプリをインストールするのではなく、ブラウザからアクセスすることで、ActiveXプラグインが自動でダウンロード&インストールされるので、会議への参加者にとっては負担がかかりません。

買取方式と月額払い方式の追加コストのリスク

大人数が参加するカンファレンスに使うのではなく、複数拠点間でのWeb会議の用途であれば、スモールビジネス用のWebEx MC with VoIP small biz new sub(Rest of World)で十分であり、買取価格は日本円で18万2千円、インドネシアでは21juta(2016年現在)となっています。

ただし卸の価格リストを見ると650ドルになっているので、仕切が4掛け(小売価格の4割)程度に抑えられているようです。

日本のサイトには何故か価格表がないのですが、月額利用方式の場合は24ドルで利用できるので、6年以上使えば買い取ったほうが得と言えますが、WebEXのようにブラウザからActiveXやJavaをダウンロードするタイプのシステムは、アップグレードに伴う追加費用を請求されるリスクは小さく、その一方で月額利用料金はメーカーの都合で値上げされる可能性があります。

遠隔操作ソフトTeamViewerのようにPCにインストールするタイプのシステムは、バージョンアップには追加費用がかかるので古いバージョンのままで使い続けようとすると、新バージョンをインストールしたPCと接続できなかったりするなどのいやがらせ機能的制約が出ます。

2014年にMicrosoftがWindows XPのサポートを中止したように、TeamViewerも旧バージョンがいつまでも流通していると保守コストがかかり、どこかで線を引く必要があるのは仕方のないことですが、Cisco社の場合はWebEXを低い掛け率で代理店販売する代りに、保守コストを代理店に分散させる戦略なのかもしれません。

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