インドネシアでは嫁をダシに使うのが効果的であること

本記事のポイント

決断の主体を自分から嫁さん転嫁することにより、相手は交渉相手を失ってしまうことで、空気を掴まされるような気分になり、「奥さんが言うんだったら仕方ないよね」と戦意喪失します。

女性は感性で行動する傾向が強く、既婚男性であれば奥さんを説得することが至難の業であることは承知しているからかもしれません。

Avanzaの買い替えと中古車査定

先週、愛車トヨタAvanzaのSTNK(Surat Tanda Nomor Kendaraan)車両証明書に付随する車両税(Pajak Kendaraan Bermotor)を、きっちり1年分262万ルピアを払ってきました。

2012年に購入したときの価格が165jutaで、保険会社による現在価値の試算が128jutaなんですが、現在は同モデルの新品が200juta以上に跳ね上がっています。

インドネシアではSTNKは5年に一度ナンバープレート(Plat mobil)と共に更新する必要があり、今年がちょうど5年目に入る僕のAvanzaは、来年の9月中旬に更新の時期を迎えます。

ちょうど今月末にAsuransi Astraの自動車損害保険「Garda Oto」のComprehensiveという一括コースが切れるので、4juta払って1年分の保険延長の手続きをしようかとも考えましたが、Avanza2012年モデルの価値が下がらないうちに、このタイミングで売り払って新車に替えることにしました。

本人より嫁を説得するのは大変

先週土曜日、トヨタの新車を見るためにWisma KeiaiのAuto2000に行き、営業担当者に同じAstraグループの中古車販売会社であるMobil88への売却を依頼したところ、さっそく本日中古車販売会社の人が車の査定に来ました。

先方からの提示価格が118jutaだったのですが、ここでネゴっていくらかでも稼いておけば、後々の保険の支払い等に宛てられるので、ネゴする際の常套手段である

Istri saya lagi nego sama temannya.
嫁さん、今友達とネゴ(売却の)しているよ。
Istri saya tidak setujuh harga segitu.
この値段では嫁さんが同意しないよー。

と言って、「嫁さんと話し合って後で連絡するから」とその場では即決せずに帰りました。

数時間後・・・

中古車屋
Saya mau, deal ya pak.
その値段(こちらの言い値)でいいよ、交渉成立でいいよね?

とあっさり向こうから折れる連絡がきました。

まあこちらの言い値が得だったのか損だったのかは別として、交渉ごとで自分の言い値が通ることはめったにないインドネシアにおいて、嫁をダシに使うことは、交渉相手が既婚の男の場合、大変有効です。

インドネシアでは日本以上に奥さんの意向が尊重される上に、既婚男性であれば奥さんに理屈は通用しない、女は何をしでかすかわからないということを十分理解しているので、何かにつけて「嫁さんに相談しないと・・・」という交渉技が効果を発揮します。

考えてみると嫁さんをダシに使うことで、決断の主体が自分から嫁さんに移り責任から解放され、決断の主体がその場にはいない嫁さんに移った以上、交渉相手は空気を掴まされるような気分になり戦意喪失します。「奥さんが言うんだったら仕方ないよね」みたいな。

最終的に122jutaで交渉成立したのですが、購入予定のAvanza 1.3L G Velozの新車は221jutaもするので、保険も含めると100juta以上の持ち出しになりえらい出費です。

ただAvanzaは今のところもっとも価格が落ちにくい車種であるため、また4年後に売却する際には150-160jutaで売れるはずなので、車の値上がり率も考慮すると年間25jutaくらいでリースしているようなもんです。