マルチサイト管理のためにサブドメインとサブディレクトリどっちが得か?

3通りのマルチサイト構築方法

WordPressにはマルチサイト管理機能という1つのコントロールパネルから複数の子サイトを管理できる機能がありますが、現在マルチサイト管理機能は使わず、サブディレクトリに独立したWordPressをインストールして運用しています。

複数のジャンルのサイトをWordPress上で何らかの区分けをした上で運用するには、サブドメイン化するか、サブディレクトリ化するか、別ドメイン化するかの3通り考えられます。

それぞれのメリットとデメリットを理解しておかないと、後からマルチサイト化したものを分離したり、サブディレクトリ化したものをマルチサイト化したりするのは大変です。

まず以下の2つの話は全く別問題であることを認識しておかないと後々混乱します。

  1. サブドメインとサブディレクトリのどっちで運用するか
  2. サブディレクトリをWordPressのマルチサイト機能で運用するかどうか

ホスト名・サブドメイン・ドメインの関係

当サイトのドメインは2011年に日本とインドネシアの友好関係の持続的発展を願って

indonesia-japanというドメインで後ろがcomやつ下さい

とロリポップに依頼しました。この自分が欲しいドメインは正確に書くと

  • 商用(commercial)目的で使うindonesia-japan.comというドメイン

という意味であり、ロリポップはざっくり3つの作業をしてくれます(「DNSとドメインコントローラー」から)。

  1. ドメイン名の取得代行
  2. ホスティング用サーバースペースを確保
  3. DNSサーバーのAレコードとメールサーバーのMXレコードを設定

一旦ドメインを取得してしまえば、「ロリポップのDNSサーバーにサブドメインを設定し、取得したサーバースペースのディレクトリとマッピングする」という作業がコントロールパネルから簡単にできるようになります。

昔からの慣習としてドメイン名の頭にwww(World Wide Web)がついていることが多いので、wwwというサブドメインを設定し、ルートディレクトリにマッピングします。

subdomain

ロリポップのコントロールパネルではwwwをサブドメインとして設定するようになっていますが、本来はwwwはホスト名としてWEBサーバーに設定されます。

  1. ホスト名(ロリポップではサブドメイン):www
  2. ドメイン:indonesia-japan
  3. トップレベルのドメイン:com(comやnetなど使用目的かjpなど国)
  4. サブディレクトリ:/blog

このサイトは、システム導入に関する内容はメインドメインのWordPressで、システムに直接関係しない内容はサブディレクトリ「blog」配下のWordPressに投稿しています。

つまり「blog」というサブディレクトリに独立したWordPressをインストールし、サブディレクトリに別ドメインを割り当てることなく、ディレクトリ名付きのままアクセスさせることにより、1つのドメインの中で別ジャンルの記事を分けて管理しながら一体感を保ちます。

余談ですが、ホスト名wwwをサブディレクトリとして設定してしまうと、独自SSLがwww付きのURLで機能しないという問題が発生します。

WordPressのマルチサイト機能

ではマルチサイト機能って何?という話ですが、マルチサイト管理設定を行う最大のメリットはやはりWordPressは1つだけで、配下に子サイトを作成(コントロールパネルは1つ)なので管理が楽ということだと思います。

マルチサイト機能の具体的設定の流れとしてはwp-config.phpにマルチサイト有効化の記述を追加します。

するとコンパネのツールの中に「ネットワークの設置」というメニューが追加されます。

multisite

プラグインを全部一旦停止してからネットワークを作成します。

multisite2

そして子サイトの作成を行う、という流れになりますが、その後の詳細は主旨とは外れるので省略。

サブドメインとサブディレクトリ

「サブドメインとサブディレクトリはどっちがSEO上効果的か?」というのはお約束のテーマですが、サイトを訪問してくるユーザー目線で考えた場合、サブディレクトリのほうがいいと考えます。

そしてもし全く異なるジャンルのサイトを立ち上げるのであれば、完全に別ドメインで分けるべきだと思います。

サイト運営者がサブドメインまたはサブディレクトリにするというのは、別ドメインにするほどではないが色違いを出したいという意図があると思います。

重要なのは、URLのディレクトリ構造が視覚的に変わることで、訪問者に負担がかかることを理解した上で、判断すべきということです。